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抗原検査
前回のブログでRSウイルスの抗原検査が、8年目くらいまではなかったと書いたのですが、実際はいつから汎用されていたのか?と思い、調べてみようとしたのですがはっきりわかりませんでした。ただ私の記憶では、医者3年目くらいのときは、血液検査でRSウイルスの抗体価を調べたくらいで、抗原検査は使えていなかったです。いつからかRSウイルスの抗原検査を使えるようになったのですが、初めは、入院患者さんにしか保険適応になっていなかったので、もう入院すると決めてからしか検査できませんでした。外来患者さんに適応になったのは割と最近です。また、保険上は1歳未満の人だけのための検査です。軽症の2歳以上の人に検査する意味は少ないですね。RSウイルスとわかったところで特異的な治療はありません。ただRSウイルスとわかれば、一般的には抗生剤を使用しなくて良いとわかることはよいことですけどね。
新型コロナウイルスでもはじめはPCR検査だけでしたが、今は抗原検査もたくさん使われていますね。機械がいらないのと結果が早く出るのはPCRより手軽なゆえんです。感度はPCRより劣りますが、デルタ株はウイルス量がすごく多くなるらしいので、従来株より感知しやすくなっているのかもしれません。
新型コロナの抗原検査を薬局などで、すぐに買えるようにして、自分で検査すれば良い、という意見があるようですが、検査された人はわかるでしょうけど、鼻の奥まで綿棒を入れてかなり痛い検査です。自分でそのように検査できるかは疑問です。軽く鼻をこすっただけ、とかでは精度は落ちると思います。
2021.09.23 | クリニックブログ
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