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クリニックブログ

HPVワクチンを知っていますか

今日はHPVワクチンについて書きたいと思います。

子宮頸がんは1万人あたり132人(女子クラスとして2クラスに1人)が罹患すると厚生労働省のリーフレットにあります。意外と身近ながんです。

子宮頸がんはHPVというウイルス感染がもとになっておきるがんです。
ですので感染予防が直接がんの予防になります。
そしてHPVに自然感染しても、次の感染を防御する免疫はできません。
自然感染よりもワクチンの方が、免疫を惹起する能力がずっと高いのです。
これは他のワクチンと比較しても驚くほど有能なワクチンです。
ワクチンがゆきわたっている諸外国では、子宮頸がんは減少してきています。

小学校6年生~高1相当までが定期接種の期間です。
四日市市では中学校1年生になったときに女子に問診表が送られています。
またキャッチアップ接種といって、2006年4月2日~2008年4月1日生まれの方は、定期接種の時期に積極的勧奨の差し控えで問診表が送られていなかったため、今からでも無料で受けられるという制度があり、令和4年3月に問診表が送られています。
小6だとまだ問診表が送られてきていませんが、市役所に言えば、取り寄せることができます。中学校になると忙しくなるというのであれば、今のうちに1回目をうっておいてもよいでしょう。15歳未満で1回目をうてば、2回接種で十分な免疫が得られることがわかっているので、3回ではなく2回うてばよいことになります。

私自身は30代でしたが、HPVワクチンが出てきたときに自費でうちました。その時は2価のワクチンでした。今では9価ワクチンとなっており、子宮頸がんの原因の約9割をカバーできるといわれています。
自分の子供にもうっています。将来のために、うっておくべきワクチンだと思っています。

 

2024.01.19 | クリニックブログ

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

年が明けましたが、早々に大きな地震がありました。
毎日、テレビなどで今回の地震の被害が明らかになっていきます。
能登には縁があり、何度か行っており、心が痛みます。
復旧には大変な時間がかかるとは思いますが、できるだけ早くに普通の生活ができるようになることを願います。

2024.01.12 | クリニックブログ

薬が不足しています

こんにちは。

早いものでもう11月。やっと秋らしくなってきました。

コロナは落ち着いていますが、インフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌が流行しています。
インフルエンザはコロナが流行りだした2020年から全くみないという状態になり、それは世界的な傾向で、もしやこの病気はなくなったのか?なんて思うほどだったのですが、昨年の今頃から、少しずつ流行りだしました。
それほど大きな流行ではなく、例年通り4月になれば流行がおさまるかと思いきや、春も夏も秋も完全には消えずに今の流行にいたっています。しかも今年2回目にかかったという人も散見します。インフルエンザA型しか流行していませんので、同じ型に2回かかっています。早い人では2か月半で2回目のインフルエンザにかかっていました。
インフルエンザには治療薬があります。(といっても私が医師なりたてのころは治療薬はなく、今のような検査キットも使わず、診断もぼんやり、治療は対症療法のみという状態でしたが・・・)
この治療薬が不足しています。
インフルエンザは基本的には自然に治る病気ですが、治療薬を早めに使えば、早く解熱する実感はありますので、発熱後2日以内に診断したら、まず100%治療薬を処方しています。その治療薬が不足しています。薬局が仕入れようとしてもなかなか入ってこないということです。
これはインフルエンザ治療薬に限ったことではなく、抗生物質や咳止め、解熱剤なども以前から不足しています。特に抗生物質は、ふだん風邪では使うことはありませんが、細菌性の病気では絶対必要となるもので、ないというのは忌々しき事態です。慢性的な薬不足の原因の一つとして薬価をどんどん下げたことがあるのではないかと思います。国が医療費を抑制するために、昔からある薬の薬価を、どんどん下げていき、薬を製造している会社に儲けがないような状態にしています。製薬会社を支援するなどして、薬不足は何が何でも回避してほしいです。
患者さんには処方された薬は大事に飲んでほしいと思ってます。医院で薬を処方されて、薬がまだありながら、ほかの医院を受診するときは、残っている薬の情報を知らせてください。なるべく重複して出さないようにしたいと思っています。

2023.11.16 | クリニックブログ

久しぶりです

前回の更新から、はや半年・・・。
いろいろと書きたいことはあったのですが、日々の仕事に追われて、なかなかパソコンに向かえずにいました。

1つ目の話題
コロナが5類になって1か月あまりがたちました。

コロナに振り回された3年間でしたが、ひとつ良いことをあげれば、発熱の患者さんを裏から第2診察室に入ってもらうという動線を確立したことです。これにより院内感染のリスクを相当下げられているのではないかと思います。感染症はコロナに限りませんので、これからも発熱のある方は裏から、というのは続けようと思います。

2つ目の話題
麻疹について

最近、麻疹が東京や関西で散見されています。
麻疹のうつり方は、コロナの比ではありません。
まさに「同じ空気」を吸ったらうつります。
予防方法はワクチンだけです。
時期がきたらしっかりワクチンをうちましょう!
麻疹は特効薬が全くないのと、非常にまれですが何年もたってから脳炎になって寝たきりになるということもありえますので、とにかくワクチンを忘れずに!!

3つ目の話題
当クリニックの予約受付について

最近はRSやヘルパンギーナ、その他の風邪の流行もあり、診察の予約がとりにくくなっており、ご迷惑をおかけしています。
以前は、ネットでの予約がいっぱいになったあとに、電話された方は直接きてもらって、ある程度待ってもらってから、合間に入れて診察していたのですが、それだと初めに予約を取った人の方が後ろになってずいぶん遅くなてしまいます。それで公平性を考えて、予約がいっぱいになったあとの電話や直来の方は、ネット予約のあとの番号にして来てもらっています。しかし、それも人数に限りはあるので結果的にお断りすることもあります。症状をきいて、あとからの電話の方でも早めにみさせていただくこともあります。極力、診察が必要な方はみさせていただく姿勢でおりますが、その判断が完璧ではないことをご理解ください。

とりあえず今日はこのあたりで。
次は近々?更新したいと思います。

 

 

 

2023.06.11 | クリニックブログ

大晦日に

早いもので大晦日となりました。
風のない晴れたとてもおだやかな日です。
診療は29日の午前で終了し、お休みをいただいています。
病院時代は、休みの期間も待機や、日直、当直などがありました。
今も病院の先生方は、交代とはいえ、忙しく働いていることでしょう。
感謝いたします。

開業してもうすぐ4年になりますが、今年は特にあっという間に過ぎてしまった感じです。昨年10月~12月はしばしコロナから解放されたような時期でしたが、今年に入ってからはオミクロン株が、第6波、7波、8波として大流行りでした。デルタ株までは、子供のコロナはほぼ家族内感染でしたが、オミクロン株になってからは、大人と同様のかかりやすさですね。
子供ではコロナだけではなく、夏のRSウイルス、手足口病、秋のヒトメタニューモウイルス感染症の流行も目立ちました。特にRSウイルスの流行り方は、昨年に負けず劣らずで、しかも熱が続いたり、二次感染を起こしたりする例もあり、入院された方も結構いました。

今年を振り返ると、感染症の流行の話になってしまいますが、そんな中でも、だんだんと子供の生活が、コロナ前に近づいていっていることはうれしいことです。保育園、幼稚園や学校のいろいろな行事、宿泊を伴うものでも最近はされてきているようです。

コロナが完全に消えてしまえば、うれしいですが、なかなかそれは望めなさそうですので、そこそこのこわがり加減でつきあっていくしかないのかな、と思います。今より重症化するような変異株が出現しないことを願いつつ・・・。

もう夕方になってきました。
それでは、みなさま、良い年をお迎えください。

2022.12.31 | クリニックブログ

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